小説:I-State -侵略国家-

2章:VS北夕鮮・尖閣諸島編

I-State -侵略国家- 第5話「怒力」

赤い血が、滲む。左手の甲に刺した棒手裏剣。ダメだ。自分への怒りに任せれば、もっと強く刺すべきだ。だが、戦闘に支障が出る。支障が出ない範囲で――罰を与えなければ。この愚か者に!――棒手裏剣を握るカンナの右手に、更に力が入っていく。ぎりぎりぎり...
2章:VS北夕鮮・尖閣諸島編

I-State -侵略国家- 第4話「世界最悪」

北夕鮮が ”世界最悪 独裁国家” たる所以。――血族による ”絶対支配”ギム一族が代々 総統として君臨し続ける独裁政権。民主主義を謳う為の選挙は行われる……が!ギム一族率いる夕鮮労働党 以外への投票者は可視化され、後日 逮捕。強制収容所に送...
1章:国衛隊 入隊編

I-State -侵略国家- 第3話「中枢神経系」

早朝。──国衛隊の訓練開始の3時間前。「44……45……」オウカは、右の拳を床に突き立てて体を上下させている。片手での拳立て。この鍛錬法は、単純な腕力を上げるだけではなく、全身の筋肉を連動させる技術の向上も期待される。結果、強力な拳撃を可能...
1章:国衛隊 入隊編

I-State -侵略国家- 第2話「最終目的」

赤い夜だった。先刻まで その眼に映っていた平和な世界は、一瞬で鮮血に彩られた。母の愛刀で、母を貫いた父。突然の惨劇に オウカは現実を受け入れられなかった。”自覚した悪夢から 抜け出せない”そんな錯覚を覚えた。満月が放つ光が、朱に染まった世界...
1章:国衛隊 入隊編

I-State -侵略国家- 第1話「神国破壊」

東洋の島国・日ノ国。世界有数の富と資源を誇る、美しい国。国民は、永遠の平和を信じた。夢と希望に満ちた 輝かしい未来を疑わなかった。……だが、永遠の平和など存在しない。国境を越える悪意が この国を喰い潰す。平和は終わった。――この国は、侵略さ...